子育てに役立つ心理学

基礎が大事ー発達の最近接領域の視点から
「基礎が大事」よく言われるこの言葉。わかってはいるけれど、忘れやすい言葉ではないでしょうか。まして、自分以外の子どものことだとなおさらなのかもしれません。心理学者ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」をもとに子どもによってのちょうどを見極めていくことが、子どもの学習に寄り添う上で重要なことだと改めて認識しました。

できたことだけでなく、やってみたこともほめよう
子どもを通して親が見られている。そう思うと、子育てにおいてバカにされたくない、見返したいとかっこつけてしまう。自分の子どもは心配なところがあるから、この先困らないように、色々と準備しなければと思ってしまう。だから親はついつい頑張ってしまう。そんな自己犠牲は尊いかもしれないけれど、それでは子どもも親も息が詰まってしまいます。こうでなければならないという「答え」はないのですから、親である自分も、そして子どもたちも信じて、「ちゃんと」よりも「楽しむ」子育てができるといいなと思います。というわけで、今回は「ほめること」に関するの葛藤を手放すヒントを書いてみました。

子育てにおける勝ち負けのバランス
負けることにも価値があります。子育てでは、より大切な何かを得るために、負けること、諦めることが必要な場面があります。今回は、「勝ち負けのバランスをとること」についてコラムを書いてみました。