罪悪感を手放すには、育った環境を振り返ってみる

 

 

 

自分の母親にはとても感謝しているのですが、

 

たまにモヤモヤする言葉を耳にすることがあります。

 

 

 

そのモヤモヤする言葉に、

 

罪悪感を手放すヒントが隠れているので

 

今回は、その言葉を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

それは、こんな言葉でした。

 

「才能を見つけてあげられなくてごめんね」

 

「〇〇をやっておけばよかったね」 ※〇〇には習い事やスポーツが入ります。

 

 

 

 

なんてことはない、

 

日常会話で出てくるような

 

フレーズです。

 

 

 

罪悪感で悩みやすい人は、

 

その育ってきた環境のなかで、

 

親の期待が過剰だったり、

 

両親が不仲だったり、

 

両親がしつけに厳しかったりするようです。

 

 

 

子どもは、親に認められたいと思っていますから、

 

期待が過剰だったり、

 

しつけが厳しい場合に、

 

自分がうまくできないと、

 

自分はダメだからと、劣等感を持ったりします。

 

 

 

また、両親のケンカを見て育つと、

 

自分のせいだと思って、

 

いい子になろうとしたり、

 

両親の間を取り持とうとして、

 

自分の欲求を我慢したり、

 

無理してしまう。

 

 

 

 

私の家もそうでした。

 

 

 

そういう環境にいる子どもは、

 

親がガッカリさせてはいけない、

 

親を悲しませてはいけないと

 

思ってしまいます。

 

 

 

親の期待に応えようと頑張って、

  

親の機嫌を損ねないようにと、

 

頑張ります。

 

 

 

親の顔色を伺って、

 

親を喜ばせようとします。

 

 

 

動機が自分発信ではなく、

 

親の方をずっと見ていると

 

言えるかもしれません。

 

 

 

親は、夫婦の関係がうまくいきそうにないものだから、

 

子どもの方に働きかけるようです。

 

 

 

結婚がうまくいくかどうかは、

 

子育てがうまく行ったかどうかに

 

かかっているというわけです。

 

 

 

こういう状態を、

 

心理学では共依存と言います。

 

 

 

もともとは、

 

アルコール依存症の親がいる家族の状態を

 

表すものでしたが、

 

機能不全家族にも使われています。

 

 

 

 

そもそも、

 

両親の不仲は、両親の問題であって、

 

子どもの問題ではありません。

 

 

 

だから、

 

境界線を引いていいのです。

 

 

「これは親の問題で、子どもの問題ではない」と。

 

 

 

 

あなたは悪くない。

 

 

 

両親の不仲は、

 

 

あなたのせいではなかったのです。

 

 

 

親の望むようになれなかったとしても、

 

親の期待に応えられなかったとしても、

 

自分を責める必要はありません。

 

 

 

 

 

冒頭で書いた母親の言葉で、

 

私がモヤモヤしたのは、

 

子どもである自分の人生なのに、

 

親のレールの敷き方が悪かったことを謝られることに、

 

戸惑ったからだと思います。

 

 

 

子育ては、

 

子どもを成功させることではないのだから。

 

 

 

 

親は親の人生があって、

 

子どもには子どもの人生がある。

 

 

 

だから、

 

親の期待に応えられなかったとしても、

 

罪悪感は感じなくていいのです。