こんにちは。カウンセラーの河野です。
「白クマのことを考えるな」というフレーズ、
聞いたことがありますか?
心理学の実験で使われた
フレーズなんです。
この実験結果から、
「皮肉過程理論」が提唱されました。
そして、この理論が、
不健全な罪悪感を手放すときの
ヒントになっています。
白クマと不健全な罪悪感が
どう関係しているのか?
皮肉過程理論ってナニ?
それでは、
不健全な罪悪感を手放すときに
知っておきたい皮肉過程理論
スタートです!
⚪️ こんなに忙しいのに休んでいいのかな ⚪️
休日なのに、休めない。
体は休めているのですが、
気持ちが休めない。
ずっと仕事の心配や
段取りをシミュレーションしている・・・
そんなときありませんか。
オンとオフの切り換えが大切。
遊ぶときは遊ぶ。
そう言われますが、なかなかむずかしい。
⚪️ 楽しもうと思っても、楽しめない ⚪️
仕事のことを考えないようにしているのに、
楽しもうと思っているのに、
なんだか気が重い。
今週は仕事でたくさん失敗してしまった・・・。
それなのに、
こんな状態で休んでいいのかな。
あの書類、肝心なところまだ終わってないし、
あのメールの返信も来てないし、
こんな状態で休んでいいのかな。
あれ大丈夫かな、
これうまくいったかな。
すでに会社を退社していて、
戻るわけにもいかない。
今何かできるわけでもないのに、
心配事が次から次へと浮かんできます。
⚪️ 話してみたら、整った!? ⚪️
私もそうでした。
そこで、ある土曜日に
友達と会う約束があって、
そのときに話してみました。
相談というわけではなく、
今、気になること、不安なこと、
それから、来週やるべきこと。
いつもは聞き役の僕ですが、
そのときは、
相手には少しわるかったかもしれないけど、
独り言のようにただ言ってみた。
何か特別なアドバイスを
もらったわけではないんです。
でも、話しているうちに、
だんだん、来週何をやればいいのか
整理ができてきました。
⚪️ 自分の良さはなかなか気づきにくい ⚪️
そもそも、
今そんなに心配しなくても、
週明けに会社に行った時に
やれば間に合いそうだ。
ということに気づいたのです。
なにより、
今週は急ぎの仕事があったので、
同時並行で結構進めていました。
だから、
このくらいの進捗で
まずまずなのかもしれない。
自分は結構頑張ったんだと
思えるようになりました。
嫌なことが頭に思い浮かぶと、
考えないようにしよう、
考えないようにしようとしてしまいます。
すると、かえって
その内容が頭から離れなくなってしまう
こんな逆説を、
皮肉過程理論といいます。
皮肉過程理論では、
「しろくまのことを考えないようにしてください」と
指示されます。
どうですか?
もう、白クマが頭に
浮かんでしまうのでは
ないでしょうか
浮かんだ白クマを
消そうと思っても
なかなか難しいですよね。
⚪️ 罪悪感を許すときも同じ ⚪️
不健全な罪悪感を
手放すときも同じですね。
心配なとき、
失敗したとき、
間違ったとき、
自分を責めたり、攻撃したりすることで、
釣り合いを取ろうとしているのかもしれません。
心配事や罪悪感が
頭から離れないときに
建設的な解決をしようと思うなら、
自分の頭の中だけで
考えないことをおすすめします。
何が心配で
何ができそうなのか。
紙に書いてみたり、
誰かに話してみる
アウトプットをするといいですよ。
頭の中だと取り留めのない思考でも、
書いてみて文字になると、
話してみて音になると、
まとまりができて
整理されますからね。
自分を責めるよりも
アウトプットしてみてくださいね。
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