今日は、
不安を乗り越えるプロセスについて
お話してみます。
① 落ち着く、深呼吸すること
「深呼吸」、「漸進的筋弛緩法」などを用いるといいでしょう。
椅子に腰掛けて、背筋を伸ばして座ります。
ひとりで考えていると、思考がまとまらなくなりがちです。
まとまらなくなると、何から手をつけていいのか
わからなくなりがちです。
焦っていると、呼吸が浅くなりがちです。
個人差がありますが、呼吸法は効果がありますので
お試しください。一回だけでなく、10回とか時間をとって
やってみると効果があります。
慣れたら、どこででもできるようになります。
② 何が不安なのかをはっきりさせる
たくさんある時は書き出してみるのも一つですね。
優先順位は後で決めるとして、どんなことが不安なのか書いてみる。
重複しても、殴り書きでも、どんどん書いてみましょう。
個人的には、ペンや鉛筆を握って欲しいの紙に書いて欲しいのですが、
パソコンでもいいと思います。
③ 書き終わったら、姿勢を正して、一覧してみる。
頭の中にあったものを、出して、眺める。
自分でとらえられるものなんだとわかります。
これで不安に自分が支配されるだけの状況から前進しました。
④ どうやったら解決できるのか選択肢・解決策を考える
長期的なことは、スケジュールを立てて、
順番とタイミングを考えます。
いつ何をすればいいかわかります。
書きながら、直しながら、間違えてるとか気にしないようにします。
⑤ 選択肢を一つずつ実行していく
ある選択肢がうまくいかなくても、他の選択肢が
実行している間は解決に向かっています。
(早く解決しなきゃ、間違えずに実行しなきゃ、
って思い込んでいることが多いです。)
⑥ 助けを求める
誰かに聞いてみることで、
新しいアイディアや助っ人が現れるかもしれません。
(自分でやらなきゃ、自分だけでやらなきゃ、
って思っていることが多いです。)
⬛︎ 最後に
頭だけで考えるのではなく、
手を動かして、書いていくことが
単純なようで大事です。
ちゃんと準備しない、100%完成させない、
ことが大事です。(行動の方が大事)
カウンセラーとしては
(主体はあくまでクライエントさんなのですが)
どうやっていいか全然わからないクライエントさんには、
このプロセスを一緒に少しずつやっていく、
聴いてくれればいいクライエントさんには、十分な傾聴を、
聴いてくれるだけでは物足りないクライエントさんには、
解決策やアドバイスをさりげなく、
というように、
初回面接などでクライエントさんの
特徴をつかんで提供していけるといいなと思っています。
自分が変わる時は、やはり勇気が必要なのですが、
自分で自分のことを大丈夫と思えない時は、
カウンセラーに言ってもらうのが一つです。
次第に自分でも大丈夫と思えるようになります。
コメントをお書きください