引きこもりになったら、ボランティアをしてみる。

 

 

 

私の場合、葛藤状態から

 

引きこもりになりました。

 

 

 

それは、

 

右に行こうとする力と

 

左に行こうとする力が

 

せめぎ合う。

 

 

 

その2つのエネルギーが

 

真逆の方向に打ち消しあって、

 

相殺されて動けなくなってしまう。

 

 

 

そんな感じでした。

 

 

 

だから、

 

こころの中では

 

とても消耗していました。

 

 

 

とても疲れていました。

 

 

 

ぐるぐる同じことを考えたり、

 

本を読んで調べたり、

 

解決しようと必死でした。

 

 

 

解決できるものだと、

 

思っていました。

 

 

 

側から見ると、

 

何にもしていないように

 

見えたことでしょう。

 

 

 

一つは、

 

当時浪人してまで目指していた、

 

資格の勉強。

 

 

 

もう一つは、

 

以前に人間関係で人を

 

傷つけてしまったその罪悪感。

 

 

 

謝罪をしても、

 

こころの中にトゲのようなものが

 

刺さったままでした。

 

 

 

お世話になっている親の期待に応えたい、

 

成功したい、幸せになりたい、

 

だから勉強しなければならない自分。

 

 

 

そして一方で、

 

こんなダメな自分が

 

幸せになっていいのかと

 

振り返り、

 

ブレーキをかける自分。

 

 

 

そんな中、

 

介助の仕事をしてみました。

 

 

 

贖罪の気持ちなのかもしれません。

 

 

 

あるいは、

 

自分がこれからどうしたらいいか

 

わかるかもしれないという、

 

修行的な意味だったのかもしれません。

 

 

 

ボラバイトと言われる、

 

ボランティアとバイトを合わせた、

 

時給としては低いけれど、

 

完全にはボランティアではない

 

仕事でした。

 

 

 

グループホームに

 

夜から入って、

 

夕食から朝食終わるまでの

 

介助です。

 

 

 

主な仕事は、

 

食事や排泄の介助、

 

車椅子での散歩、

 

そして、

 

話し相手でした。

 

 

 

夜は、

 

利用者さんの布団の隣に、

 

もう一つ布団を

 

敷いて寝ました。

 

 

 

肢体不自由や脳性麻痺の方の

 

グループホームで、

 

2階建一軒家の各部屋に

 

それぞれ利用者さんが

 

入っていました。

 

 

 

利用者さんは4人ほど、

 

介助者は二人でした。

 

 

 

週2,3回くらいシフトで入って、

 

半年くらいしか

 

続きませんでしたが、

 

いい思い出になりました。

 

 

 

きっと、

 

受け取ったものの方が

 

多かったのだと思います。

 

 

 

当初予想していた、

 

自分について何かの発見を

 

期待していましたが、

 

そういうのは

 

見つかりませんでした。

 

 

 

でも、

 

職員になることも勧められたので、

 

ボランティアから道が開ける場合は

 

結構あるのだと思います。

 

 

 

 

 

 

傷ついたり、

 

失敗したことがあると、

 

将来に不安が強くなったり、

 

もう失敗したくないと思う。

 

 

 

すると、

 

向き合うのが怖かったり、

 

絶対的なものを求めてしまう。

 

 

 

そんな状態でした。

 

 

 

生きる事って

 

わからないことだらけです。

 

 

 

仕事や自分について、

 

わからない。

 

だから、決められない。

 

 

 

どうしたら自分に向いた仕事を

 

見つけられるのだろうか。

 

 

 

どうしたら、

 

人に迷惑をかけたりしない方法が

 

あるのだろうか。

 

 

 

人を傷つけずに生きられるか。

 

 

私たちは、

 

自分について、社会について、

 

本当にわかっているのでしょうか。

 

 

 

わからないことをわかろうとしていたんだ。

 

 

 

つかめないものをつかもうとしていたんだ。

 

 

 

そう思うと、

 

自分の小ささが清々しくなります。

 

 

 

 

 

■引きこもり解決のポイント■ 

 

①  ボランティアをしてみる。

 

②  「とりあえず」やってみる。