責任感というと聞こえはいいけど、
その本当のところは罪悪感だったりする。
責任には境界線があって、範囲の限定がある。
でも、
罪悪感には、境界線がない。どこまで自分が悪い。
だから、「~しなければ」となってしまう。
罪悪感を抱えて、償いとか、恩返しとかの気持ちで、
自分の仕事(広い意味での「やるべきこと」)を頑張ろうとか、
自分の身の回りの人たちに優しくしようとか、
思うことはとても素晴らしい。
これは、
罪悪感でひとりで閉じこもってしまう状況から
前向きになるいい考え方だと思う。
でも、それがいつの間にか、
「頑張らなきゃ、償いにならない」
「完璧にやらないと、恩返しにならない、」
となっていないだろうか。
すると、またいつの間にか、
ひとり孤独に頑張ってしまっている。
罪悪感を抱えた状態から
落ち着いた気持ち
そして、希望を取り戻すという道は、
そうやって、「自分を許すこと」と「自分を許せないと思うこと」を
行きつ戻りつすることかもしれない。
「自分を許す」ことを学んでいくプロセス。
これは、まっすぐに進む直線のプロセスではないのかもしれません。
でも、まったくの逆戻りではなく、
らせん階段のようなイメージを持ちましょう。
同じところに戻ったように思えても、
前より少し上に進んでいます。前進していますよ。
自分を追い込むことで頑張ってきた人は
気をつけてくださいね。
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