コントロールできないこと

 

「料理を作る」、「仕事を教える」など

 

相手を大事にするが故の

行動があります。

 

 

ですが、その結果として、

  

料理を作ったら食べてもらいたい。

 

仕事を教えたら感謝してもらいたい。

 

あったかいうちに食べてもらいたい。

 

感想の一つや二つ言ってもらいたい。

 

工夫したところや見えないところに気づいたか聞いてみたい。

 

 

 

そんな風に思うのも、

 

人間だから自然なことかもしれません。

 

 

 

でも、

 

食べるのは自分以外の誰かです。

 

感想を言うのも自分以外の誰かです。

 

 

 

それはもうあなたの

 

コントロールできることでは

 

ないかもしれません。

 

 

 

自分が期待した反応が得られない。

 

 

そんなことってよくあります。

 

 

料理を作っても、

 

相手には食べるよりも重要なことがあったり、

 

タイミングが合わず暖かいうちに

 

食べられなかったりします。

 

 

 

仕事を教えても、

 

それは上司の仕事だからとか

 

給料多くもらっているから

 

と思って当たり前と思うかもしれません。

 

 

 

でも、私たちは、

 

これまで長く準備して、

 

こんなに頑張って、

 

なんで反応がないのか、

 

なんで一言も言ってくれないのか、

 

そんな風に思いがちです。

 

 

 

相手には別の優先順位があり、

 

別の関心ごとがあったりします。

 

 

相手の反応が

 

期待通りであれば、嬉しいですよね。

 

でも、いつも期待通り

 

というわけではないでしょう。

 

 

 

そんなテニスの壁打ちみたいな状態の方、

 

多いんじゃないでしょうか?

 

 

 

「こんなにしたんだから、こうしてほしい」

 

「してほしい」くらいならいいです。

 

「どうしてしてくれないの?」

 

 

 

ひどいときは、

 

「してくれて当然だ」

 

「しない相手が悪い」

 

くらいになってしまいます。

 

 

 

私たちは、自分が頑張ると、

 

すぐに相手に期待してしまいます。

 

 

 

相手も自分の期待通りであってほしいと

 

無意識に思ってしまいます。

 

 

 

自分は頑張ったのに、

 

自分は一生懸命やったのに、

 

自分は結果出したのに、

 

どうしてあの人は?

 

 

 

 

 

でも、冷静になってみると、

 

自分の守備範囲である

 

「仕事を教える」「料理を作る」

 

ところまでやったのですから

 

それで十分です。

 

 

 

多分、

 

自発的に、能動的に、喜んでやる

 

というのは、そういうことです。

 

 

 

もちろん、相手のことは考える。

 

でも、

 

結果は気にしない。

 

反応は二の次。

 

 

 

できることをやればいい。

 

自分で自分を認めてあげてください。

 

 

 

何がコントロールできて、

 

何がコントロールできないのか、

 

把握できるといいですよね。

 

 

 

夜寝る前に、

 

頑張ったな、よかったなと思って

 

ベッドに入ってください。

 

 

 

 

それでもつらい時、

 

なんでわかってくれないのかと孤独になる時、

 

家族が見てくれなかったら、

 

社員がわかってくれなかったら、

 

カウンセラーに言ってみてください。

 

 

 

カウンセラーは、

 

そういう代替機能なのかもしれません。

 

 

 

ずっと自画自賛だと切ないですから。

 

 

あなたのこと、

 

見ていますよ。

 

 

 

あなたの苦労、

 

あなたのつらさ

 

わかっていますよ。

 

 

 

そういう働きです。

 

 

 

私たちって短気ですから、

 

もうイヤって

 

プッツンしちゃう。

 

 

途切れないためのカウンセリング。

 

 

 

途切れなければ

 

きっといいことありますよ。