罪悪感や後悔は、過去にもとづく感情

罪悪感や後悔は、過去にもとづく感情です。

 

「過去は変えられない。

変えられるのは未来と自分」と

よく言われます。

 

しかしながら、

私たちはこの「変えられない過去」に

苦しみます。

 

「なんで、こうしてしまったのだろう」

「なんで、あんなことしてしまったのだろう」

 

でも、変えられないものを

変えようとしているわけではないのです。

 

その時自分なりに考えて決めたとしても、

後から振り返ってみて、後悔するのです。

 

言ってしまったこと、

してしまった行動に

罪悪感を抱いてしまうのです。

 

変えられるのであれば、

思考を変え、

行動を変えるでしょう。

 

でも変えられないのです。

ですから悩みます。

 

自分のことなのに、です。

 

私の場合、

罪悪感や後悔があった時、

一人でずっと考えていました。

 

何を考えていたのかというと、

どうしたら、前向きになれるだろうか、

そもそも、前向きになっていいのだろうか、

どうしたら、罪悪感や後悔という後ろ向きの気持ちを処理?

できるだろうか、とういことだったと思います。

 

悩む前は、勉強や仕事があって、

そんな感情にフタをしていました。

 

ちょっと気になるけど、

考えないようにしていました。

 

先に進まないといけないから

そんな感情と向き合わないようにしよう。

 

そう思っていました。

 

感情は、「いのち」なのかもしれません。

存在していることを主張してきます。

 

そのうち、当時している仕事や勉強より

その感情に浸ってしまっていることの方が

多くなってきました。

 

集中できないのです。

仕事や勉強より大事なことなんじゃないか、

なんでこんなことしているんだ、

感情が主張しているようで、

無視できず、つらかったです。

 

自分はこの先幸せになっていいのか、

そう思ってしまうほどでした。

 

そして、

自分が感じている、

この罪悪感や後悔という気持ちを

より適切に表現する言葉を

探すようになりました。

 

他の人はどうだったのだろう、

立ち直った人を参考にできないだろうか。

 

本屋、図書館、インターネットなど。

よく本を読んだり、ネットで検索したり、

似た内容の文章や言葉を集めていました。

 

人に相談したり、打ち明けたりなんて、

とんでもないと思っていました。

 

なぜこんな感情がわき上がってくるのか

知りたい気持ちもありました。

 

自分でも認めたくない感情かもしれないのに、

言葉にしたら、認めていることになってしまうかもしれない。

 

後から考えると、そんな恐れもあったのだと思います。

そんな自分は自分で許せない思いでした。

 

同時に、自分の気持ちを適切に表現している言葉を

見つけられれば、その近くに罪悪感や後悔を解決するヒントも

書いてあるのではないかと思うようになりました。

 

立ち直った人、克服した人、バネにしてプラスに転じた人など。

 

自分が幸せになっていいのか、

どんな幸せを求めたらいいのか、

 

似た内容の文章や言葉に出会うと、

あっ、これだ。

そうだよな。

探していたのはこれだ。

こういうことだったのか。

という発見のような感覚がありました。

同時に、

やっぱり自分は悪いんだなと思いました。

悪い自分も自分なんだと思いました。

 

自分で表現する言葉を知らなかったので、

作品の中に探していました。