カルロス・ゴーンの愛読書

 

 

「人生とは困難なものである」

 

「愛と心理療法」の冒頭です。

 

M・スコット・ペックという

精神科医が書きました。

 

 

 

カルロス・ゴーンの愛読書であると

かつて新聞か雑誌で読みました。

 

原題は

"The Road Less traveled"

「行く人が少ない道」

 

日本人からすると、

「求道」のイメージかもしれません。

 

 

 

1978年に出版されましたが、

アメリカでベストセラーだったそうです。

 

ちょうど、

「力強いアメリカ」に陰りが見え始めた頃です。

 

「成熟するとは」

「自分や他者を本当に愛するためには」

 

 

これまで否定していたもの

相反するものを

自らに統合していくことがカギになる。

 

 

そんなことが書かれています。

 

 

著者は精神科医なので、

クライエントとの対話を通して、

考察しています。

 

 

 

クライエントとの会話、

感情や考えが変わるタイミングが

面白いです。

 

 

経済力やパワーだけでは通用しなくなった

アメリカで、

 

「強さ」よりも「しなやかさ」

 

「光」と「影」の統合

 

そんなことが

注目され始めた頃なんだと思います。

 

拘留されているなか、

彼はこの本を

改めて読んだのではないでしょうか。